JRAは5日、来年度の調教師及び騎手免許試験要項について発表した。また、8月5日付で、あらたに女性騎手限定の短期免許の成績要件が新設された。

従来の短期免許取得条件は男女共通で、各国のリーディング上位や凱旋門賞などの指定外国競走2勝以上などハードルが高かった。同時期に5人までの上限に変更はないが、今回は事実上、女性騎手に対する条件緩和。JRAの相馬免許課長補佐は「中央競馬において女性騎手がより活躍できる環境を整えることを目的として『申請者が必要とする騎乗実績』に女性騎手に限定した成績要件を追加しました」と説明した。

女性騎手の短期免許の条件緩和に、ある関係者は「JRAでは藤田騎手が頑張っているし、他に海外から女性騎手がきて切磋琢磨(せっさたくま)することになれば競馬界にとっていいこと」と話す。昨年フランスで71勝、リーディング13位のコラリー・パコー(21)や、昨年107勝(リーディング集計期間外含む)で英国の女性騎手年間最多勝記録を更新したホリー・ドイル(23)、昨年のオーストラリアでG1・2勝のジェイミー・カー(24)ら成績要件を満たしている騎手は複数おり、伸び盛りで魅力的な若手女性騎手が来日する日がいずれやってくるはずだ。

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