<サセックスS>◇29日=グッドウッド(英国)◇G1◇芝1600メートル◇3歳上◇出走7頭
英2000ギニー覇者カメコ(牡3、A・ボールディング、父キトゥンズジョイ)と無敗の愛2000ギニー覇者シスキン(牡3、G・ライオンズ、父ファーストディフェンス)の対決に注目が集まったが、2頭は不発に終わった。
勝ったのは大外から鋭く伸びたモハーザー(牡4、M・トレゴニング、父ショーケーシング)。逃げ粘るサーカスマキシマス(牡4、A・オブライエン、父ガリレオ)を差し切り、G1初制覇を果たした。ジム・クロウリー騎手騎乗で勝ちタイムは1分38秒75。
キーン騎乗のシスキンは一瞬突き抜けそうな手応えだったものの、ムーア騎乗サーカスマキシマスに伸び負け、最後は外から差されて3着。デビュー6戦目で初黒星を喫した。カメコは前走英ダービーに続く4着。サーカスマキシマスの背後で競馬を進めたが、最後まで前にスペースができず。不運に泣いたマーフィー騎手は「騎手のミスです」と自らを責めた。
今年の英愛2000ギニー覇者(カメコ、シスキン)、クイーンアンS覇者(サーカスマキシマス)を破ったモハーザー。管理するマーカス・トレゴニング調教師は06年の英ダービー(サーパーシー)以来のG1制覇となった。