ディープインパクトが死んで今日30日でちょうど1年になる。17歳という早すぎる年齢で天国へと駆け上がった「近代日本競馬の結晶」は、日本国内だけでなく世界中で今もなお大きな存在感を示す。

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ディープの死後1年、海外における名声は変わらず高まり続けている。今年7月、アイルランド調教馬ファンシーブルーが仏オークスを快勝した。最初に海外で産駒の名前を高めたのが2世代目のビューティーパーラー(仏1000ギニーを勝利)。同馬が2着に惜敗した12年から8年後、見事にリベンジを果たした。

日本から移籍したトーセンスターダムが17年にG1を勝った南半球オーストラリアでは昨秋、英国からの移籍馬フィアースインパクト(ケイアイノーテックの全兄)がG1を2勝した。

生産界からは欧州クラシックを制した種牡馬の産駒、代を重ねたディープの血にも期待がかかる。18年の英2000ギニー馬サクソンウォリアーは今年初年度産駒が誕生。同年の仏ダービー馬スタディオブマンも種牡馬生活をスタートした。日本からの輸出馬ではフランスでマーティンボロ初年度産駒が勝利を挙げた。世界中にその血は広がる。

21年の英ダービー登録馬には母フラッフ(サクソンウォリアーの母メイビーの全妹)の名前がある。1月、母マインディングの牝馬が誕生したニュースも世界中で報じられた。18年の種付け料4000万円は世界一。当然、それに見合った繁殖牝馬が海外から連れてこられ、交配された。海外で走る産駒は残りわずかになるが、超良血たちはどのような輝きを見せるのか。その可能性は果てしない。【木南友輔】

◆父ディープインパクトの種牡馬 初年度産駒リアルインパクトをはじめ、JRAに所属したG1ホースの種牡馬は16頭。それ以外にも血統面などが評価されて種牡馬入りした馬を合わせると、20年春の時点で国内外で30頭以上がスタッドインしている。20年の種付け料はキズナの600万円が最高額。

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