令和元年度のスポーツ功労者顕彰式(プロスポーツ関係者)が27日、文部科学省で行われ、JRAの武豊騎手(51)、中村均元調教師(71)が顕彰状を授与された。顕彰式では各顕彰者がスピーチを行った。
「どうもありがとうございました。JRA、日本中央競馬会、元調教師の中村でございます。ひと言ごあいさつ申し上げます。このたびいただきました賞は私にとっては身に余ることで、大変光栄に存じております。
私は学校を出てから昨年調教師を引退するまで、約50年間、馬とともに競馬ひと筋、長い道を歩んでまいりました。自分の生涯を競走馬にささげてきました。馬、あるいは競馬以外はまったくわからない、無知でございます。また、大した業績も実績もありません。でも、この賞をいただいて、本当に光栄に思っております。
今回の賞は私ひとりでいただいたものではないと思います。同業の人々からご支援を受け、同じサークルのみんなが一生懸命頑張っていただいた賞じゃないかと思っております。サークルに帰りましたら、みんなでいただいた賞を、喜びを分かち合って、みんなでこの賞に感謝申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。この賞の名に恥じないようにこれからも精進してまいりたいと思います。本日はありがとうございました」。