アメリカでは連日、トップジョッキーの新型コロナウイルス感染のニュースが報じられており、15日は新たにウンベルト・リスポリ騎手(31)に陽性反応が出たことが明らかになった。同騎手が自身のツイッターで明かし、ブラッドホース電子版などが報じている。

イタリア出身のリスポリ騎手は昨年末に拠点を香港から北米へ移動。今年は西海岸を代表する競馬場、サンタアニタで50勝を挙げ、同競馬場のリーディング3位。デルマー競馬場ではここまで7勝を挙げ、同1位と活躍している。過去には短期免許で来日経験があり、11年の高松宮記念をキンシャサノキセキで制覇。12年にはルーラーシップとのコンビでクイーンエリザベス2世C(香港)を制し、日本のファンにもおなじみのジョッキーだ。

リスポリは15日、自身のツイッターに「COVID-19の検査で陽性でした。体調はいいので、隔離され、以前よりも強くなって戻ってきたいです」「私は無症状です」と投稿している。

アメリカでは先週末にマキシマムセキュリティの主戦を務めるルイス・サエス騎手(28)やアメリカンファラオで米3冠を制しているベテランのヴィクター・エスピノーザ騎手(48)、マーティン・ガルシア騎手(35)に陽性反応が出たことが判明。その後、13日に昨年のケンタッキーダービーをカントリーハウスで勝ったファビアン・プラ騎手(27)、前日の14日には17年の米年度代表馬ガンランナーの主戦を務めたフローレン・ジェルー騎手(33)に陽性反応が出たことが明らかになっている。

トップジョッキーの感染が相次いで判明し、各競馬場もさまざまな対策を取り始めている。東海岸では、14日にNYRA(ニューヨーク州競馬協会)が新たな発表があるまでは夏のサラトガ開催において騎手の移動を制限する方針を発表。15日は、西海岸のデルマー競馬場が17日~19日の開催を取りやめることを発表した。

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