16日の函館競馬場に1頭の白毛馬が姿を現した。ウッドを気持ちよさそうに駆け抜けた。18年12月28日に2歳新馬戦(ダート1200メートル)を勝ち上がってから、長く休養しているマイヨブラン(牡4、加藤征、父ヨハネスブルグ、母ユキチャン)だ。「昨日、入って来ました」と浅利助手。放牧先から15日に函館競馬場に入厩し、復帰へ向けて北の大地で調教をスタートさせた。

新馬戦後は蹄(ひづめ)を痛めるなどして休養。昨年8月下旬に1度は美浦トレセンに帰厩したが、再び蹄や球節付近を痛めて約1カ月後に再度、放牧に出ていた。

白毛馬は先週の函館新馬戦(1800メートル)で、ソダシ(牝2、須貝、父クロフネ、母ブチコ)が鮮やかにデビュー勝ちした。現在は放牧に出ており、入れ替わるように同じ毛色のマイヨブランが入厩した。JRAの新馬を勝った白毛馬はマシュマロ、マイヨブラン、ソダシの3頭。そのうちの2頭が今夏、函館に在厩したことになる。

JRAで現役の白毛は7頭しかしない。マイヨブランが勝った18年の新馬戦は、ルメール騎手が213勝として、JRA年間最多勝記録を更新したレースだった。“持っている馬”の待望の復帰戦は、札幌開催が予定されている。

  1. お得な新入会プラン登場! 競馬情報サイト【極ウマ・プレミアム】
  2. 競馬予想に【ニッカンAI予想アプリ】