米国で14日、新たにフローレン・ジェルー騎手(33)に新型コロナウイルス感染症の陽性反応が出たことが明らかになった。ジェルー騎手が自身のツイッターで公表した。

13日には昨年のケンタッキーダービーをカントリーハウスで勝ったファビアン・プラ騎手(27)に陽性反応が出たことが判明し、ロサンゼルスタイムズ電子版などで報じられた。先週末にはマキシマムセキュリティの主戦ルイス・サエス騎手(28)、アメリカンファラオで3冠を制したヴィクター・エスピノーザ騎手(48)、マーティン・ガルシア騎手(35)に陽性反応が出ており、感染が相次いでいる。ブラッドホース電子版は「ジェルーはこの1週間で感染が分かった5人目のトップジョッキーになった」と報じている。

プラ、サエス、エスピノーザ、ガルシアの4人と異なり、ジェルー騎手は4日にロスアラミトス競馬場で騎乗しておらず、どこで感染したのかは分かっていない。ジェルー騎手は米年度代表馬ガンランナー(17年のドバイワールドC2着、BCクラシックなどG1・6勝)の主戦を務めたことで知られ、19年のペガサスワールドカップターフでは日本から遠征したアエロリット(9着)に騎乗している。

国内のジョッキーのコロナ感染増加を受け、米国内で移動制限を設ける地域も出ている。NYRA(ニューヨーク州競馬協会)は14日、対策を発表。新たな発表があるまでは、夏のサラトガ競馬場開催で他地区の騎手の参加を認めないこと、また、ニューヨーク州の騎手が他地区へ騎乗に行った場合はサラトガ競馬場に戻って騎乗することを認めない、と発表している。

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