フランスの美人騎手、ミカエル・ミシェル(24)が待望の重賞初制覇だ。13日、イタリア・ローマにあるカパンネッレ競馬場でカルロスダレッジオ賞(G3、芝2400メートル、出走8頭)に騎乗。ドイツからの遠征馬ヴァルデルベ(牡4、R・ローネ、父マキシオス)とコンビを組み、見事に勝利を挙げた。

直線半ばで先頭に立つと、外から襲いかかった名手ランフランコ・デットーリ騎乗のタイムシャナキル(セン7、G・ボッティ、父ロードシャナキル)との追い比べを制した。ゴールの瞬間は実況が「マドモワゼル!ミカエル、ミッシェル!」と名前をコール。その騎乗技術と愛くるしい笑顔で日本の競馬ファンをとりこにしたミシェルにとって、うれしい重賞初制覇となった。

ミシェルは昨夏のワールドオールスタージョッキーズ(札幌)で初来日。「美人すぎる騎手」として話題になり、スワーヴアラミスでJRA初勝利。インタビューでは「この国(日本)に恋をしました」というセリフと両手でつくるハートマークで強烈なインパクトを残した。今年に入り、短期免許を取得した南関東で騎乗すると、短期免許最多勝記録を更新する30勝をマーク。日本滞在中はテレビ出演やモデル活動も行うなど充実した日々を送り、4月上旬にフランスへ帰国していた。

自身のツイッターアカウントでは日本語のツイートやジャパンカップのPRツイートを何度も投稿するなど、日本競馬への愛を伝え続けるミシェルにとって、イタリアダービーデーの騎乗で価値ある重賞勝利。秋にはJRA通年免許試験を受ける予定を公言しており、ますます注目される存在になっている。

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