例年なら米国3冠競走の最後となるベルモントS(G1)が、今年は3冠最初のレースとして20日に距離を2400メートルから1800メートルに短縮して開催されます。新型コロナウイルスの影響により開催順が変わった3冠は例年より2週遅れで開催されるベルモントSを皮切りにケンタッキーダービー(G1、ダート2000メートル、9月5日)、プリークネスS(G1、ダート1900メートル、10月3日)で完結することになっています。

米国では3歳王者を決めるケンタッキーダービーまでは2000メートル(以上)のレースを行わないことになっています(ジャパンダートダービーなどケンタッキーダービー出走権をかけて行われる海外での一部レースは除く)。ベルモントSもこの不文律? に従って距離を縮めたようです。

ふだんとは一風変わった雰囲気の中で開催されるベルモントSの本命は3月に行われたフロリダダービー(G1、ダート1800メートル)など5戦4勝のティズザロー(牡3)です。前売りの単勝オッズは2番手以下を大きく離す2・5倍。ライバルとみられていた西の有力馬が、それぞれの理由によって回避したことで相手関係はだいぶ楽になっています。

2番手グループの筆頭は、日本産馬で仏2000ギニー、米BCマイルなどG1を3勝して米国で種牡馬入りしたカラコンティを父に持つソールボランテ(せん3)です。ここまで6戦4勝で重賞はG3を1勝しただけですが、“コロナ明け”となった10日の一般戦(ダート1600メートル、ガルフストリームパーク)を速いタイムで差し切って好調をアピールしています。

管理するP・ビアンコーヌ師はフランス時代にオールアロングやトリプティクなどの名馬をジャパンCに送り込みました。その後、香港を経て00年から米国で調教師を続けていますが、米国3冠レースは未勝利です。

【奥野庸介】(ターフライター、ニッカンスポーツ・コム/極ウマコラム「ワールドホースレーシング」)

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