<新馬戦情報>

「ダービーからダービーへ」。コントレイルの無敗の2冠達成の熱気も冷めやらぬ中、今週から2歳新馬戦がスタートする。新種牡馬モーリスの大物候補がさっそく登場する。美浦では土曜東京の芝1600メートルにブエナビスタの子ブエナベントゥーラ(牡、堀)がスタンバイする。

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今年も2歳戦開幕週から大物が出てくる。ブエナベントゥーラはG1・6勝馬ブエナビスタの5番子だ。新種牡馬の父モーリスは同じ堀厩舎に所属し、こちらも国内外でG1・6勝。12冠ベイビーが6日の東京1600メートルで偉大な両親の背中を追う。

良血らしい風格がある。4月3日の入厩から丸2カ月、在厩調整で調整を重ねてきた。先月28日には母の走りが宿ったような沈み込むフォームで1週前追い切りを消化。森助手は「モーリスとは違うタイプなのかな。ためれば切れそうな感じがします」と印象を語る。まだハミ受け周囲に敏感な気性の幼さは残すが、素質の一端は見せている。

昨年は皐月賞、ダービー2着の僚馬サリオスが新馬戦開幕週にデビューし、3連勝で朝日杯FSを勝った。2年前には同週の新馬戦で激突したグランアレグリア(19年桜花賞)、ダノンファンタジー(18年阪神JF)がG1馬に輝いている。近年は生まれ持った能力に加えて、仕上がりの早さもトップホースの資質として挙げられる。

ブエナベントゥーラにかかる期待も当然、大きい。森助手は「追い切りではいい動きをしますし、素質の高さを感じますね。きょうだいとの比較はつきませんが、走ってきそうです」と話す。堀厩舎の2歳新馬戦における連対率は50・0%。15年以降のここ5年は同64・3%と年々、精度が増している。早期起用は高い勝算と、仕上げに自信があるからだ。来年のダービーに向けた東の新馬戦開幕レースは、見逃せないレースになる。【松田直樹】

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