フランスの競馬が11日に再開しました。開催された競馬場は、初日から4重賞が組まれたパリロンシャンなど3場。シャンティイ調教場に近いコンピエーニュ競馬場では薄暮競馬が行われ、南西部のトゥールーズ競馬場では障害競走がナイターで行われました。フランスギャロと農務省の厳重な管理下のもとすべて無観客。全騎手がマスクを着用しての騎乗。パリロンシャンでは昨年のフランスリーディングに輝いたギュイヨン騎手が3勝、スミヨン騎手が2勝を挙げ、幸先の良いスタートを切りました。

昨年の仏ダービー馬で、凱旋門賞3着のソットサス(牡4)がアルクール賞(G2、芝2000メートル)に出走して注目されましたが、4着に敗れる波乱。勝ったのはギュイヨン騎手を鞍上にマイペースの逃げに持ち込んだシャーマン(牡4)でした。同馬は昨年の仏2000ギニーとジャックルマロワ賞で2着。2000メートルをこなしたことで、中距離路線のトップに一躍浮上してきました。

シャーマンとソットサスの次走は6月14日のガネー賞(G1、芝2100メートル)です。昨年は後に凱旋門賞を勝つヴァルトガイストがシーズン始動戦に選んだガネー賞には6月に再開予定の英国、アイルランドからも有力馬が名を連ね、好メンバーがそろいそうです。

注目は2月にサウジアラビアで行われたモハメドモーターズC2着後、英国ニューマーケットで調整中のディアドラ(牝6、橋田)でしょう。大目標の凱旋門賞が行われるパリロンシャンを経験させるだけの遠征ではないはずです。

【奥野庸介】(ターフライター、ニッカンスポーツ・コム/極ウマコラム「ワールドホースレーシング」)

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