昨年12月28日の右踵骨粉砕骨折で戦列を離れている蛯名正義騎手(51)が14日、美浦トレセンで調教騎乗を再開した。藤沢和厩舎、国枝厩舎の馬にまたがった。
「いいなって感じです。いい緊張感を味わうことができました。この緊張感がモチベーションになる」と感想を口にした。来週からの東京開催で実戦復帰予定。手術、リハビリ中には新型コロナウイルスの感染拡大で競馬界を取り巻く環境も激変した。
デビュー34年目、関東を代表する名手は「大変な時期に競馬をやらせてもらっている。やることで少しでも役に立つことがあれば」とかみしめるように話した。