JRA競馬学校騎手課程39期生の入学式が7日、千葉県白井市の同校で行われ、受験者125名から見事に合格した新入生8人が出席した。大江原比呂さん(15)、河原田菜々さん(15)、小林美駒さん(15)の女性3人の入学は12期生(田村真来、細江純子、牧原由貴子)以来、最多タイとなった。23年3月のデビューを目指して訓練を重ねていく。

毎年、男子多数の入学式が今年は一層華やいでいた。女性が3人同時に入るのは93年の12期生の入学式以来、27年ぶりのこと。「せーのっ!」。小林美駒さんが記念撮影の音頭を取ると、将来の飛躍を誓うように8人が天高くジャンプした。小林美駒さんは「笑う門には福来る」を座右の銘に掲げる。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、入学式の参加はマスク姿の両親とJRA職員のみ。厳かな雰囲気の中でも、笑顔で同期を引っ張った。

競走馬の疾走感に心を奪われた。16年7月31日の新潟競馬場。13頭がわれ先にゴールを目指したアイビスSDを生観戦して将来の夢を決めた。「外ラチ沿いを走る馬の迫力とスピードに衝撃を受けて、私もトップスピードで走ってみたいと思い、騎手を目指しました。とにかく1つでも多く勝ちたいです」。デビュー後に故郷の新潟でアイビスSDを勝つことが当面の目標になる。

大江原比呂さんはJRAの紅一点、藤田菜七子騎手に憧れて騎手を志した。祖父は美浦の大江原哲師、父勝さんも調教助手として藤沢和厩舎に所属する。「男性の中でも努力して活躍する姿を見てかっこいいと思いました。つらいことがあってもジョッキーになりたい気持ちを思い出して頑張りたい」。

河原田菜々さんは小4で馬術を始め、祖父の家で見た競馬中継で騎手への思いを強くした。「みんなから愛されて、この子なら乗せてあげたいと思われる騎手になりたいです」。元気娘3人のデビューは23年春。3年後にはターフを彩る存在になっているはずだ。【松田直樹】

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