JRAは4日、JRA本部(東京都港区)に勤務している職員が新型コロナウイルスに感染したことを受けて、阪神競馬場で報道陣に取材対応した。

取材対応したのは福田審判担当理事、菊田審判部長。福田審判担当理事より経緯の説明。

JRA本部に勤務している20代の職員1人が新型コロナウイルスに感染していることが昨日判明致しました。昨日の20時30分近い時間でした。本人は保健所の指示に従って現在自宅待機となっています。JRAといたしましては感染の拡大を防止するために、所轄する保健所などと連携して適切な対応をしていきたいと考えています。この職員につきましては、調整ルームの執務者ということで、騎手3人が騎手変更になっております。この騎手変更に際し、JRAの職員の感染者の発生と同時に発表しました。通常夕方の騎手変更の発表のルールですが、9時半という時間になってしまい申し訳ございませんでした。この3人の騎手に関しましては、高松宮記念の観戦を調整ルームの職員と一緒に行ったということで、マスクを着用しながら数分間一緒にいたということで、これは保健所から濃厚接触者と認定されているわけではなくて、JRAの方から騎手の安全を守るための措置ということで、本日の3人の騎手変更を発表させてもらいました。この騎手3人は本日も平熱で健康状態も良好と報告を受けています。

(以下質疑応答)

-今週の開催ではなく来週以降についての開催についてどう考えているか

いまのところ、JRAとしては来週以降も予定通り競馬を実施したいと考えていますが、来週の状況を精査いたしましてその都度適切な判断を今後もして参りたいと考えています。

-開催の方向でということですね

はい。ただ状況によっては、判断するような場面もございますので、適切に対応していきたい。JRAとしては来週以降も今のところ予定通り競馬を実施したいと思っています。

-3人の騎手について、検査等を実施する考えは

いまのところ3人とも平熱で健康状態も良好ということで医者にかかるような予定もないのでJRAからコロナウイルス検査、PCR検査を受けろという指示は今のところ出しておりません。

-職員は今後も経過を診て、回復するまで待ってということですか

昨日保健所から自宅待機を命じられているので、保健所の指示に従い行動させていだだく。保健所の指示があるまで自宅待機させてもらいます。

-感染が分かった職員の人、いまの健康状態は

発熱をしておりまして、熱が上がったり下がったりしている状況。多少喉に違和感があると報告を受けております。

-競馬開催が中止になる際の基準、ラインは現状でどうか

JRAとしては騎手ばかりではなく、厩舎関係者みなさまに注意喚起しておりまして、なんとか競馬を続けていきたいと考えております。いまのところ何人の騎手、あるいは何人の関係者が陽性になったらどうするのかという基準は持っておりませんが、その状況次第で適切に判断していきたい。

-騎手3人の今後はどうなるか

本人たちも気になるところであると思ってます。いまのところいつまでという判断は確定していませんけど、比較的早期に判断して決めていきたいと思っています。

-JRAの職員から出たということに対して、まず謝罪があってしかるべきだと思いますが

報道関係者のみならず競馬ファンのみなさまに多大な心配をかけていると存じております。職員から陽性者が出たことにつきましては、みなさまにおわびを申し上げます。1日も早く、JRA、あるいは競馬開催の信頼を取り戻すべくなお一層の感染予防に努めたいと思っております。ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。

-職員の感染経路は

まだ特定できてございません。

-出張に来た人が感染。開催している委員はよく出張できている。出張に関する制限はどうか

開催出張者の人数は後ほどお知らせしたい。今できるだけ近距離の執務員で対応する措置に切り替えています。通常ですと栗東や、競馬場から出張するけど、なるべく移動が少なくなるように命じています。

-3人の騎手は検査を受けた方がいいのでは。あと移動の危険性がある、今後の競馬開催についてある程度自ブロックなどで移動制限するとか、土日の騎手移動制限するとか考えは

検査の実施につきましては保健所等と相談しながら適切に判断したい。競馬の実施の方法、関係者の移動の方法、競馬のしかたそのものをどうするかについてはずっとコロナ対策の会議で毎週検討していますが、いまのところ人馬の移動については最小限の移動にとどめるような施策に徐々にとってきていますので、これが東西ブロックにするべきだという意見については当然出てくるとは思いますが、慎重に進めていきたい。

-ルメール騎手がツイッターで陰性発表。そういうのが、おそらく今の取材だと症状が出ないと検査できないという状況。やはりJRAの責任で3人は検査をする方向にはもっていけないのか

どうしても医者の判断だけではなくて所轄の保健所の判断があるので本人にはそういう状況なので検査を受けさせることが可能であれば、指導させていただきますが、まずは本人たちとコミュニケーションを取りながらやっていきたい。

-職員はどちらにいたのか

平日の勤務場所は本部。土日に出張して調整ルームに宿泊していました。

-他の職員とは関わりは

土日に関してはほぼございません。2人で執務しているので、その2人とも他の職員が対応しています。

調整ルームの中で、高松宮記念のレースを数分程度みた。他のジョッキーとの接触も聞き取りをしたのですが、他のジョッキーとはまったくではないが、ほぼ接触はないということ。

-調整ルームの今後の対応は

平日に調整ルームの消毒は行いました。今後の運用面は調整ルームは、公正確保と騎手の心身の調整のための施設なので、今後の運用につきましても、JRAの中で検討していきたい。本日の時点で運用を変えるかどうかにつきましては、ご容赦いただきたいと思います。

-本部には他の職員がいる

月曜に症状が出まして、その者は先週(今週)は出勤させておりません。本人と接触あった職員できるかぎり、考えられる限りの濃厚接触者、JRAとして判断した職員については、自宅待機を命じております。

-火曜から

はい。通常の保健所、国の基準は、感染者が発生した当日以降に接触したものになるので、厳密にいうと月曜に発症しているので、厳密に言うと3人の騎手も濃厚接触者にはならないんですけど、さかのぼって接触した可能性がある騎手、あるいは職員を今回自宅待機という措置をしている。全員火曜日からの措置ではございません。

-感染された方の検査はいつ、消毒は陽性になる前にしたのか

検査の結果が出たのは昨日の8時(20時)30分くらい。検査を受けたのは、その前日の17時ごろと聞いております。

-それまで自宅

そうですね。月曜に症状でたので、それ以降は医者にかかりながら自宅で療養していた。消毒につきましてはもしかしたらと可能性があると考えましたので、阪神の調整ルームを木曜日に消毒しております。ウイルスは非常に不安定なもので体の中では長く生きるが、空気中でも3時間、服などに付着すると最大72時間と論文も出ているので、理論的には水曜日には調整ルームはきれいになっているんですが、念を押して木曜日に消毒をしたということです。

-その執務者は土曜夜は調整ルームに泊まった

金曜夜から泊まっていました。当該職員は月曜から毎日医者に通っています。金曜日まで。

-3人の騎手については、何かしら補償は考えているのか

今回につきましてはJRAからの騎手変更命令ということなので、補償につきましては検討していきたいと思っています。

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