<追い斬り激論:大阪杯>

大阪杯(G1、芝2000メートル、5日=阪神)の最終追い切りが1日、東西トレセンで行われた。好評企画の「G1追い斬り激論」では水島晴之記者、松田直樹記者が前走G2勝ちの関東馬2頭の取捨を巡って、議論を戦わせた。水島は前走AJCC勝ちのブラストワンピース(牡5、大竹)を推奨し、松田は前走中山記念勝ちのダノンキングリー(牡4、萩原)を支持した。

松田 8時だョ! 全員集合!!

水島 まだ7時45分だぞ。

松田 細かいことはいいんですよ。水島さん、後ろ! ブラストワンピースの追い切りが始まりますよ。

水島 お、おう。相変わらずでかい馬だよな。以前よりはだいぶ実が詰まって締まった感じもするけど。

松田 どたばた走る感じ、消えましたよね。

水島 昔は3、4角で置かれてたのに、今日は加速がずいぶんスムーズだな。

松田 併せた相手もダービー卿CTに登録しているザダルでしたからね。1馬身追走して、いったん抜け出して相手を待つ余裕がありました。4ハロン51秒8-12秒3での併入。ちょっと印象が変わりますね。

水島 大竹師も「想像していたより良い動き。2週前はトモの送りがどたどたしていたが、今週はそうじゃない」と良化を感じていたよ。今週はブラストで、だいじょうぶだあ。

松田 (変なこと言うおじさんだな・・・)。でも、昨年は1番人気6着ですよ。

水島 だから見直すんじゃないか! AJCCは他馬が荒れた馬場を避けて外を回す中、1頭だけ内に切り替えて伸びただろう。それに今日の追い切りだ。あれだけ滑らかにギアを変えられるんだから、去年のように外々を回る競馬じゃなくても力は出し切れるっ!

松田 水島さん、怒っちゃやーよ、馬体重も1週前追い切りの前に556キロ。今回、過去最高を更新しそうじゃないですか。ブラストも「メシはまだかい?」って言うくらい、いつもカイバを食べるし。

水島 何年記者をやっても“ピッカピッカの一年生”だな。去年との違いは調整の中身にもある。

松田 そうなんですか。

水島 去年は陣営も馬体重に目が向きすぎていたことを認めている。大竹師も「体重に意識を持ちすぎて、数字を求めて絞りにいったのが活気をそぐ形になった」と。去年は1週前、当週とびっしり追ったが、今年は前走のAJCC同様、当週は馬なり。「前走と同じ流れできている」と自信がにじみ出ていたからな。

松田 心身のバランスを大事にしたってわけですね。ダノンキングリーだってその辺の工夫はしていますよ。

水島 木曜輸送なんだろ。初輸送だった2走前のマイルCS5着が唯一、馬券圏内を外してるからな。やっぱり信頼は置きにくい。

松田 今回はそのためのソフト調整なんですよ。ウッド単走で5ハロン65秒4-12秒0。萩原師も「態勢は整った。予定より時計は速かったけど、動きはいい。運動神経、筋肉の質がいい馬。やわらかくて瞬発力がある」って能力を絶賛するんですから。

水島 惑わされるなよ。好時計はコースの“内”を通ってだからな。

松田 お釣りを残して阪神に入ることで、当日には100%の状態に持ってくるはず。

水島 それはどうかな。外れたらバカ殿様の格好でヒゲダンスしながら、スイカの早食いな。

松田 だっふんだ!

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