【リヤド=木南友輔】水曜朝、木曜朝、金曜朝と3日間、キングアブドゥルアジーズ競馬場で朝の調教を取材した。

金曜朝はダートのレースのスタート地点になる向正面へ。サウジカップのスタートになる1800メートル地点、その先の行き止まり近くにある2000メートルのスタート地点を見てきた。

サウジCはワンターンの1800メートル。スタートから最初のコーナーまでが長い。ダッシュ力のあるアメリカ勢を相手に日本馬2頭はどう立ち回るのか。

ゴール前でダートコースを歩いて横切ったときの感触は「フカフカ」。深い砂でパワーが必要な印象を受けた。

ダートを実際に手に取ってみると、砂のなかに木くず(ウッドチップ)が混ざっていることがわかる。各騎手のコメントを聞いても、「アメリカのダートに近いけど、別物」「深い」「柔らかい」という答えが多かった。

28日、ダート1600メートル戦は3鞍あり、1分39秒台の決着が2度、1分40秒台の決着が1度だった。サウジCと同じダート1800メートルで行われたのが6Rで、勝ちタイムは1分54秒35だった。28日に走った地元馬とサウジCを走る馬たちではレベルの差がけた違い。ウッドチップが混ざったダートで、どのようなレースが行われ、どのようなタイムが記録されるのか、決戦のときはすぐそこまできている。

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