【リヤド=木南友輔】27日朝の取材中、サウジCを取材予定の日本人がサウジアラビアへ入国できなくなっているという情報が流れた。外務省の海外旅行登録「たびレジ」では27日午前時点で日本がサウジアラビアの入国停止措置対象国になっているという情報がメールで送られてきた(※停止期間がいつまでになるのかは不明)。

記者は25日の夕方に成田空港を出発し、アブダビで乗り継ぎ、26日の午前3時にリヤド空港へ到着した。アブダビからリヤドに向かう飛行機の搭乗ゲートで「先週中国へ行ってませんでしたか?」と質問され、リヤドの空港の入国審査エリアで「過去2週間で中国へいたことがある方は申し出てください」というメッセージボードを見たが、日本のパスポートとサウジC取材目的のビザを見せると、すんなりとサウジアラビアへ入国することができた。

27日未明の到着だった日本メディアの中には空港で体温計を渡され、体温を測った末に入国を認められた者もいた。コロナウイルスの感染が拡大し、日本では中央競馬も含め、さまざまな競技で無観客開催という対応が取られることになっている。世界中でどのような対応が取られてもやむを得ない状況だ。

昨年から観光ビザの発給を始めたばかりのサウジアラビア。もともと、今回の第1回サウジCは取材するメディアの数がかなり制限されている。今回の入国停止措置対象国は観光ビザだけでなく、「商用ビザ所持者も入国できない」(外務省「たびレジ」より)とのことで、サウジカップデーに出走する日本馬の関係者にも影響が出てくる可能性がある。

このような状況下だが、海外の競馬、奮闘する日本の人馬を現地で取材できることを感謝し、責任感を持って、行動したい。

  1. お得な新入会プラン登場! 競馬情報サイト【極ウマ・プレミアム】
  2. 競馬予想に【ニッカンAI予想アプリ】