88年の凱旋門賞をトニービンで制したイタリア人のルチアーノ・ガウチ氏が1日に死去したことをレーシングポスト電子版、サラブレッドデイリーニュース電子版など欧米の競馬メディアが伝えている。81歳だった。
アイルランド産馬のトニービンはイタリアでデビュー。4歳時の87年に凱旋門賞で2着に入り、翌年に制覇。その後、ジャパンCで来日(5着)し、引退後は社台スタリオンステーションで種牡馬となって、94年にリーディングサイアーに輝くなど、現在の日本競馬に大きな影響を残している。
ガウチ氏はサッカーのイタリア・セリエA「ペルージャ」オーナーだったことで有名。イタリアへ移籍した中田英寿選手が所属したときの名物オーナーだった。