「エクリプス賞最優秀見習騎手」に輝いた木村和士騎手(20)の父、忠之さん(51)は北海道浦河町で競走馬の育成牧場「NO・9(ナンバーナイン)ホーストレーニングメソド」の代表を務めている。

「先週、成人式のときにカナダから浦河へ帰ってきていました。(受賞後に)まだ話してはいませんが、ラインでおめでとうとメッセージを送りました」と吉報に声を弾ませた。

最終候補に残っていたが、はっきりとした受賞の手応えはなかった。「獲得賞金が評価されるのか、勝利数が評価されるのか、10月末でアプレンティスを卒業した後の勝利はカウントされるのか、まったくわからなかったですから」。結果的には74票を獲得。最終候補として発表された3人の他2人はジュリオ・コレア騎手が60票、エンジェル・ディアス騎手が53票という接戦を制した。

日本人初のエクリプス賞受賞という快挙。父は静かに息子をたたえた。「私は何もしていませんし、ひとえに彼の努力だと思います。(JRA)競馬学校中退というハンデはありましたが、ミルコ・デムーロさん、クリストフ・ルメールさんに負けない騎手にならなくてはいけないというのがありましたし、彼が決めたことなので・・・。英会話の訓練も頑張っていました。努力に尽きると思います。兄の拓己(※第1回ジョッキーベイビーズ優勝)も騎手を目指していて、お互い刺激になっています。2人が木村家の夢です。賞をいただきましたが、和士にとって、ここは通過点だと思います」。世界に通用する騎手へ・・・、北米競馬のホープになった「KAZUSHI KIMURA」へ厳しくも温かいエールを送った。

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