7日、英国のウォルヴァーハンプトン競馬場で今年の凱旋門賞を制したヴァルトガイストの半弟ヴァルトコニッグ(牡2、J・ゴスデン、父キングマン)が衝撃的なデビューを飾った。
ロバート・ハヴリン騎手を背にオールウェザー1700メートル戦の3R(11頭立て)に出走。道中は3番手を引っ張りきりの手応えで進み、直線は外ラチ沿いに寄っていく若さを見せながら2着に9馬身差をつける圧勝だった。勝ちタイムは1分50秒71。2着馬は祖母ウィジャボードの良血馬ゾラン。
ヴァルトコニッグを管理するのはヴァルトガイストに今年凱旋門賞3連覇を阻止されたエネイブルのジョン・ゴスデン師。来年の英ダービー(G1、芝2410メートル、6月6日=エプソム)へ向けた大手ブックメーカー各社の単勝前売りではラドブロークス社、コーラル社が21倍で5番人気タイのオッズを設定している。