<阪神JF>◇8日=阪神◇G1◇芝1600メートル◇2歳牝◇出走16頭

怪物娘の誕生だ! 北村友一騎手(33)騎乗の4番人気レシステンシア(松下)が無敗の3連勝で2歳女王の座に就いた。

押し出されるようにハナを奪い、レースでは20年ぶりの逃げ切り勝ち。26年ぶり5馬身差をつける圧勝で、勝ちタイム1分32秒7はコースレコード。北村友騎手は今年G1・3勝目。松下武士師(38)はG1初制覇となった。

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仁川の直線を一人旅だ。レシステンシアが、虹かかる阪神のターフを逃げ切った。好スタートから押し出されるように先頭に立った。他馬も楽には行かせない。半馬身差でマークされ、前半3ハロンが33秒7のハイペースだ。しかし手応えは十分。直線を向くと鞍上のアクションに応えるように後続をぐんぐん突き放し、5馬身差の圧勝を飾った。北村友騎手は「道中リラックスしていけることを考えて運んだ。まだまだ粗削りな部分はあるが、G1でも通用するスピードがあるし、強い内容だったし、ポテンシャルは秘めている」と笑顔で語った。

昨年秋には左の副手根骨を骨折した。松下師は「左膝裏の骨片を取り除く程度の手術だったが、その分乗り込みが遅れてしまった」とデビューまで決して順調ではなかった。しかし厩舎の期待馬。「最初から馬は良かったし、新馬から2カ月、ここに来て馬がグンと良くなっている」と戦前には成長ぶりに目を細めていた。圧倒的なスピード能力。「坂路のしまいの動きなんか見ていると坂も時計勝負もいいと思う」と語っていたとおりのレコード勝ちだった。

開業5年目でつかんだG1初勝利。「本当に夢のよう。言葉にならない。ゴール板まで長かった」と松下師は笑顔で喜んだ。レシステンシアは無敗3連勝でG1制覇。来春の大舞台へ、主役として名乗りを上げた。「体格には恵まれていると思う。でもトモがまだ高いし、まだまだ良くなってくる」と完成形ではないだけに「来年につながるいい勝ち方だった」と愛馬への期待は高まる。デビュー2カ月のレシステンシアが、大物への道を歩み出した。【藤本真育】

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