11日の船橋競馬で第65回クイーン賞(統一G3、1800メートル)が行われる。97年から指定交流競走として実施され、各地から強豪牝馬が集う伝統の一戦。師走の船橋で熱い戦いが繰り広げられる。

まずは近7年連続で勝ち馬を輩出しているJRA勢に注目だろう。戦力比較で目安になるのは、8月に行われた門別のブリーダーズゴールドカップ(統一G3)。接戦を演じた上位3頭がそろって出走を予定している。

勝ったアンデスクイーンは、続くレディスプレリュード(統一G2)でも差し切りを決め重賞連勝。前走のJBCクラシック(統一G1)は8着大敗も、初の浦和で力を出せなかった面もあるだろう。当然見直しが必要になる。

ブリーダーズゴールドカップで半馬身差2着だったのがプリンシアコメータ。アンデスの重量55キロに対し、57キロを背負っての結果で負けて強しと言える。前走のレディスプレリュード10着大敗が気になるが、一昨年の覇者であり統一重賞3勝馬。今回のメンバーなら地力上位の評価でいい。

プリンシアと鼻差3着だったのがラインカリーナ。今年の関東オークス(統一G2)覇者が、初の古馬相手でよく逃げ粘っていた。通算【3034】、まだ掲示板を外したことのない堅実派。前述2頭より2キロ軽い54キロならチャンス十分か。

もう1頭の中央馬トーセンガーネットも侮れない。浦和所属として活躍を続け、今春には桜花賞(S1)、東京プリンセス賞(S1)の南関牝馬クラシック2冠制覇。良績ある船橋も望むところだろう。

地方勢では交流重賞でも健闘しているクレイジーアクセル、昨年3着馬オルキスリアンなどスタンバイ。中央勢とのハンデ差を生かせれば、一矢報いるシーンもあるか。

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