香港ヴァーズ(G1、芝2400メートル、8日=シャティン)で連覇を狙うエグザルタント(せん5、A・クルーズ)はレース前日の7日、内馬場でゆっくりと体をほぐした。馬場へ向かう前は毎朝同じように舌をペロリとのぞかせ、愛くるしい姿を見せる。管理するトニー・クルーズ師(62)、鞍上のザカリー・パートン騎手(36)はともに連覇を意識する。
-エグザルタントの状態はどうですか
クルーズ師 ベリーグッド。去年よりも力強い馬になったし、この馬は頭がいい。もちろん、期待しています。
-香港の中長距離路線では絶対的な存在になっている
クルーズ師 前走は2000メートルを走っていますが、やはりベストは2400メートルだと思います。なので、香港カップではなく、今年も香港ヴァーズを選択しました。ここで結果を出して、来年は1~3月にドバイに遠征することを考えています。2400メートルのいいレースがありますからね。
-今年は連覇がかかりますね
パートン トニー(クルーズ師)も自信を持っていますし、昨シーズンより馬は良くなっています。メンタルも強い馬ですから、本番が楽しみです。
-昨年を振り返ると、2着がリスグラシュー、5着がヴァルトガイストでコックスプレートを勝つ馬、凱旋門賞を勝つ馬に先着している
パートン 素晴らしい馬です。馬の調子は良さそうですし、前走(ジョッキークラブカップ1着)も他馬より重い重量を背負って勝っています。今年も勝つことができればいいと思っています。