<朝日杯FS:1週前追い切り>

朝日杯FS(G1、芝1600メートル、15日=阪神)の1週前追い切りが5日、東西トレセンで行われた。デビュー2連勝のサリオス(牡、堀)は、美浦ウッドで迫力十分の動きを見せた。2頭を追走し、推進力のある走りで馬なりのまま併入。6ハロン80秒6-12秒0の好時計をマークして、S評価を得た。

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長め6ハロンからでも3コーナーを過ぎて、サリオスが楽に加速した。先を走る外アヴィオール(古馬2勝クラス)、中サクラトゥジュール(2歳1勝クラス)に4コーナー付近で最内から並びかけた。余力十分のまま併入。先週もウッドで6ハロンから負荷をかけ、森助手は「やりすぎないように注意した。いい動き、いい時計が出て順調です」と評価した。

推進力の高さが目を引き操縦性もいい。森助手は「入厩当初からしっかり動いていた」と話す。新馬戦を抜群の末脚で完勝。サウジアラビアRC(G3)は、直線半ばで2着馬に並びかけられてから突き放した。1分32秒7の東京芝1600メートルの2歳コースレコードと、能力は計り知れない。「速いところに行くと自分から走る気を見せる。2歳馬としてはしっかりしている」。無敗の2歳王者へ万全の態勢が整いつつある。【久野朗】

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