有馬記念(G1、芝2500メートル、22日=中山)が引退レースとなるリスグラシュー(牝5、矢作)は特例でD・レーン騎手(25=オーストラリア)が騎乗することになった。すでに1年間で最長3カ月交付されるJRAの外国人騎手短期免許を使い切っているが、今年はリスグラシューで宝塚記念とオーストラリアのコックスプレートとG1を2勝したことから、有馬記念当日の22日だけ騎乗する特例が認められた。

矢作師は「JRAの迅速な対応にはものすごく感謝しています。有馬記念はファン投票で出走馬が決まるレースで、これがリスグラシューにとって最後のレースなので、ファンが一番望んでいるのはレーン騎手が乗ることだろうし、我々もそれが納得できる形です」と話した。リスグラシューは3日に栗東に帰厩した。

短期免許の特例としては03年、JRA所属になる前のM・デムーロ騎手が皐月賞とダービーを制したネオユニヴァースに菊花賞(3着)でも騎乗したことがある。

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