フランキーがついにやってきた-。ランフランコ・デットーリ騎手(48)が20日に来日。都内のJRA本部で短期免許取得の手続きを行い、インタビューに応えた。かつてはゴドルフィンの主戦騎手として、現在は凱旋門賞連覇エネイブル(牝5、J・ゴスデン)の主戦騎手として、世界一の名声を誇るジョッキー(※イタリア出身で英国を拠点)。今回は日本の競馬関係者からのラブコールに応え、11年のダービー(デボネア12着)以来となる日本での騎乗になる。ジャパンC(G1、芝2400メートル、24日=東京)ではルックトゥワイス(牡6、藤原英)とコンビを組む。

-今回の来日の経緯は?

デットーリ 夏に吉田照哉氏と会ったときに日本へ行きたいと話して、今回の機会を頂きました。来月49歳になりますし、これからのキャリアもそれほど長くありませんから。来ることができて、本当にうれしく思います。メルボルンCのアクシデントがあって、来日が遅くなりましたが、有馬記念も乗れればと思っています。

-ジャパンCはルックトゥワイスに騎乗する

デットーリ まだ映像は見ていませんが、明日、藤原英師と一緒にレース映像を見る予定です。来週以降の騎乗馬についてはまた来週に見ることになると思います。

-久々の来日、日本馬の印象は

デットーリ ヨーロッパにはディアドラのような強い馬が来ましたし、海外で日本の強い馬たちを見ています。ハイクオリティーですし、とてもタフな馬たちというイメージ。日本の馬も騎手もレベルが高くなっていると思います。

-今年のジャパンCは外国馬が初めて不在になったがどう思うか

デットーリ この時期は欧州の馬たちは引退する馬もいるし、来年に備えて休養する馬もいる。ジャパンCはできた当時は世界で最初の国際的なレースでした。私の父も騎乗しました。今はブリーダーズカップもあるし、オーストラリアも香港も国際的なレースがあります。たくさんの選択肢があります。今年はたまたま外国馬がいませんが、また来年は来年で外国馬が来ると思うので大丈夫でしょう。

-あらためて、コンビを組んでいるエネイブルのすごさを教えてください

デットーリ 愛してます。大好きですし、乗ることができてとても幸運です。今年、凱旋門賞を勝っていれば引退でしたが、来年も現役を続けることになりました。

-「デットーリが乗ると5馬身違う」という言葉があります

デットーリ ハハハ、とてもジェネラスな言葉ですけど、それは間違ってますよ。

-日本に滞在中はM・デムーロ騎手の家に泊まることになっているそうですね?

デットーリ そうですね。彼が料理上手であることを願ってます。ミルコは彼がアプレンティス(見習い騎手)の頃から知っていますし、偉大な騎手になったと思います。日本語が上手ですし、助けてもらえればと思います。

-長年トップジョッキーでいられる秘けつは?

デットーリ ハハハ、メルボルンCを勝ちたいんですよ。17回挑戦して、まだ勝てない。妻のお母さんがオーストラリア出身なんです。自分はニューマーケット(英国)に住んで30年以上になるけど、アグネスワールドが勝ったジュライC(ニューマーケット競馬場のジュライコースで施行)をまだ勝てていないんです。世界中に勝ったことのないレースはたくさんありますし、勝ちたい気持ちが大事です。今はとにかく今週末のジャパンCを勝つことだけを考えています。

◆ランフランコ(フランキー)・デットーリ 1970年12月15日、イタリア出身。今年はキングジョージ6世&クリーンエリザベスS(エネイブル)を含むG1・19勝をこれまでに挙げ、G1通算250勝を達成した。96年アスコット競馬場の1日全7戦全勝は「マグニフィセントセブン」として語り継がれている。凱旋門賞は史上最多の6勝。ジャパンCは96年シングスピール、02年ファルブラヴ、05年アルカセットで3勝を挙げている。

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