<マイルCS>◇17日=京都◇G1◇芝1600メートル◇3歳上◇出走17頭

安田記念の覇者で3番人気インディチャンプ(牡4、音無)が15年モーリス以来、史上7頭目の春秋マイルG1同一年制覇を成し遂げた。

テン乗りの池添謙一騎手(40=フリー)が、好位を追走して直線でも仕掛けを我慢。残り1ハロン手前で追い出すと一気に突き抜けた。2着ダノンプレミアムに1馬身半差の完勝で、勝ち時計は1分33秒0。次は香港マイル(G1、芝1600メートル、12月8日=シャティン)で世界の頂点を狙う。

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ダノンプレミアムと馬体が並んだ、残り200メートルの手前だった。インディチャンプのエンジンが、瞬く間に全開になった。「Mr. マイルCS」池添騎手のステッキに応え、一気にゴール。4年ぶりに同一年の春秋マイル王が誕生した。単独トップのレース4勝目を手にした鞍上は言った。「強かったですね。春のチャンピオンなので、結果を出さないといけなかった。今日勝って、本当のマイルのチャンピオンですね」。

状態は文句なし。16年ミッキーアイル以来、今レース3勝目の音無師は「不安はジョッキーが替わることでした」と明かした。乗り慣れた福永騎手が騎乗停止となり、急きょ池添に白羽の矢が立った。師は「折り合いが難しい。抜け出してソラを使う」と話す。そのため初騎乗の池添は主戦からアドバイスを受け、パートナーの不安点や悪い癖を出さないことを心掛けていた。

前に馬を置いて壁を作って折り合い、好位を追走すると左側にダノンプレミアムがいた。「ポジションをしっかり取りたくて。他の馬がどうこうじゃなかったけど、ちょうど斜め前にプレミアムがいて、これを見つつでした」と池添。早めに先頭に立ってソラを使うのを避け、直線に入ってもライバルより追い出しを我慢。脚をためにためて、最後にはじけさせた。音無師は「満点ですね。インディの今後のためにも手本になる乗り方でしたね」と絶賛した。

次の標的は香港マイル。すでに主催者からの招待を受託している。音無師は「ビューティージェネレーションにどこまでやれるのか、見てみたい」と、同レース連覇中の強敵との対戦に心を躍らせた。日本の真のマイル王は春の東京、秋の京都をへて、いよいよ世界へとはばたく。【久野朗】

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