<府中牝馬S>◇14日=東京◇G2◇芝1800メートル◇3歳上牝◇出走15頭◇1着馬にエリザベス女王杯優先出走権

4番人気スカーレットカラー(牝4、高橋亮)が豪快な差し切りで重賞初制覇を果たした。

岩田康誠騎手(45)の騎乗で、やや重の勝ちタイム1分44秒5は09年ムードインディゴが記録した1分44秒6を0・1秒更新するレースレコード。良馬場で行われた6日の毎日王冠(1分44秒4)に匹敵する好時計で制し、今後は中1週で天皇賞・秋(G1、芝2000メートル、27日=東京)への参戦も視野に入れていく。

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スカーレットカラーのごぼう抜きに場内が沸いた。上がり3ハロンは33秒2。けた違いの豪脚を引き出したのは名手岩田康騎手の勝負勘だ。「前半のペースが速かったですし、この馬のリズムだけは崩さないように考えて乗っていました。じっくり構えて直線勝負でいこうと・・・」。エイシンティンクルが軽快に飛ばし、各馬がそれを追いかける展開。後方2番手で直線を向き、凝縮した馬群の後方で追い出しを待った。最後はきっちりフロンテアクイーン、ラッキーライラックを差し切った。

2走前のマーメイドS3着、前走クイーンS2着からの待望の初タイトル。同騎手は「前回も本当にいい脚を使ってくれたし、今年に入って中身が詰まってきた。馬が力をつけている。G1でもいいパフォーマンスをしてくれると思います」とパートナーをたたえた。2、3歳時は430キロ後半~440キロ前半だったが、今回はデビュー以来最高馬体重の472キロ。充実の4歳秋だ。

レース後、高橋亮師は「オーナーの希望があり、天皇賞に登録します。中1週なので状態次第になりますが、(優先出走権を獲得の)エリザベス女王杯でも今日の感じなら距離は大丈夫」と今後を見据えた。毎日王冠を勝ったダノンキングリーが勝ちタイム1分44秒4、上がり3ハロン33秒4でほぼ互角の数字をマークしているだけに大胆ローテで天皇賞・秋に挑戦する可能性は大いにある。牝馬限定G1になれば、間違いなく主役の1頭になるだろう。鮮やかな末脚に、再び注目が集まる。【木南友輔】

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