<マイルCS南部杯>◇14日=盛岡◇統一G1◇ダート1600メートル◇3歳上◇出走16頭◇1着賞金4500万円

吉原寛人騎手(35=金沢)が騎乗した4番人気のサンライズノヴァ(牡5、音無)がG1初制覇を飾った。

先行勢のやや後ろにつけ、抜群の手応えで直線半ばで先頭に立つと2番人気アルクトスに1馬身半差をつけた。勝ち時計は1分34秒2。

  ◇  ◇  ◇

肌寒さを増した夕暮れの盛岡競馬場がどよめいた。4角を回って断然の1番人気ゴールドドリームの手応えが怪しくなる中、サンライズノヴァが抜群の手応えで直線を迎える。吉原騎手のステッキに応え、ゴールまで自慢の末脚が止まることはなかった。1番人気ゴールドドリームの足音すら鞍上には聞こえないほどの快勝。同騎手が「手応え、反応ともに抜群だった」と興奮気味に振り返ったように、近走は見られなかった末脚がさく裂した。

課題はゲートだったが、テン乗りの鞍上がスタート五分で発馬すると、好位で流れに乗った。地方通算2300勝超の鞍上が先入観なく好発に導くと、ノヴァの実力を発揮するだけだった。人馬ともうれしいG1初制覇に、「夢に見ていたG1を勝てて、その日を迎えられてうれしく思います」と表情を崩した。

今後はJRA・G1制覇が目標になる。音無師は「ゲートさえ出れば、このくらいはやれると思っていた。千八にもチャレンジしないとね」と話し、チャンピオンズC(G1、ダート1800メートル、12月1日=中京)への挑戦を示唆した。5歳馬が盛岡の地で再び息を吹き返した。【井上力心】

  1. ニッカンAI予想
  2. 16年ぶりJRA女性ジョッキー藤田菜七子まとめ