15日の東京3R(2歳未勝利、芝1800メートル、午前11時05分発走)にその名もラグビーボーイ(牡2、勢司、父エイシンフラッシュ)が出走する。馬名の由来は「楕円(だえん)球に恋した少年」。同馬を所有する斎藤秀昭オーナーは以前にもラグビーガール(※由来は楕円球に恋した少女)という馬名の牝馬を所有している。

レイクヴィラファームが生産し、18年のセレクトセールで2000万円(税抜き)で落札された馬。近親には重賞2勝を挙げたマチカネキンノホシや今年3月のマーチSを制したサトノティターン(現役)がいる血統馬だ。

ラグビーボーイは今回が2戦目。デビュー戦(新馬戦)は8月11日、新潟競馬場の芝1800メートル(14頭立て)で7番人気4着だった。鞍上は北村宏騎手。黒鹿毛で馬体重は488キロと迫力がある。勢司師は「使った後に放牧でひと息入れ、成長をうながしました。ずいぶん良くなってきた」と2戦目で前進を期待する。

JRAでは過去にも「ラグビー」が馬名に入る馬は走っており、最も有名なのは86年のクラシック競走を沸かせたラグビーボールだ(小田切有一オーナー)。デビューから3連勝でNHK杯を制し、世代の頂点を決めるダービーで1番人気4着。3冠最終戦となる秋の菊花賞でも1番人気に支持され、3着。続くジャパンCでは世界の強豪を相手に14頭立て10番人気の低評価だったが、4着に激走した。デビューからすべてのレースで河内洋騎手(現調教師)が鞍上を務めた。ラグビーボールは種牡馬となり、産駒のラグビーカイザーも94年の菊花賞に出走し、7着に入っている。

日本国内で注目を集めているラグビー。W杯で決勝トーナメント進出を果たした日本代表の活躍に続けるか。ラグビーボーイの走りが注目される。

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