<菊花賞:1週前追い切り>

念願のG1タイトルへ、ヴェロックス(中内田)が快調にCウッドを駆け抜けた。6ハロン81秒7-11秒8。併せた1勝クラスのボンディマンシュを5馬身追走し、直線やや強めに追われて併入した。

これまでと変わらず、俊敏な動きだった。皐月賞2着、ダービー3着とあと1歩のところで勲章を逃した春の雪辱へ、仕上がりは順調だ。「折り合いと反応を見てという指示だったけど、ムキになるところもなく全体に良かった」。いつも通りの相棒の走りに、猿橋助手もうなずいた。

休み明けだった前走の神戸新聞杯は、前半で掛かり気味になる場面もあったが、ラスト3ハロンは32秒5の脚を使い2着を確保。「内容ある競馬をしてくれたと思います。引っ掛かってどうにもならないというわけではなかった」。1回使って定石通りに上昇曲線を描く。「(中内田)調教師も体に張りも出てきていると言っていた。ある程度良化はしていると思います」と、状態アップの手応えをつかんでいる。

距離は未知の3000メートルへと延びるが、普段の調教からリラックスして走れるよう調整してきた。好位で運べるセンスの良さが強み。しかも、皐月賞馬サートゥルナーリア、ダービー馬

ロジャーバローズに加え、トライアルのセントライト記念を制したリオンリオンも不在で、実績的にも最上位だ。「皐月賞もダービーも、最後まで一生懸命走ってくれる。バタバタになったことはないですから」。能力を信じて、戴冠への準備を進める。【木村有三】

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