サンバが1番打者! ビーチサンバ(牝3、友道)は秋華賞での大逆転Vで、厩舎に勢いをもたらす。前走のローズSは勝ち馬にタイム差なしの2着。新馬戦を除いて中団、後方でのレースが多かったが、前走は2番手で運んだ。好位につけながらも、上がりは33秒4と切れ味を発揮。大江助手は「乗っていて感じた体の成長をレースでも見せてくれた」と話した。

キャリア7戦で崩れたのは2走前のオークス(15着)だけだった。「かなり状態は良かったが、時計が速かった。ペースが流れると、距離的にはきついかなと思った。まだ走りがかみ合っていなかった分、速い時計に対応できなかった」と振り返る。ただ、あの負けは今回につながる。「結果は残念でしたが、その過程で取り組んできたことは無駄ではなかった。ここ(秋華賞)に向かうためにも、大事なピースになった」と説明した。

心身ともに春とは違っている。「全然違う」と大江助手の言葉も強い。体がしっかりして、走りに力強さが出てきた。「春は手前を替える時にふらふらしていたのが、この中間はなくなった」と、以前よりも安定感が出てきたよう。桜花賞5着、オークス15着のリベンジをかけて、牝馬3冠最終戦に臨む。

友道厩舎にとっては下半期1発目のG1となる。秋華賞の後は菊花賞のワールドプレミア、天皇賞・秋のワグネリアンなどG1出走が続いていく。「秋の大攻勢」で先陣を切るビーチサンバが、厩舎を勢いに乗せる。【辻敦子】

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