藤田菜七子騎手(22=根本)が、5日の新潟で初の1日4勝を挙げた。

クリスタルアワード(牝3、伊藤圭)を4コーナー2番手から直線そのまま押し切った5R(1勝クラス、ダート1200メートル)を皮切りに、7、8、9Rを一気に3連勝。8鞍の騎乗で6度馬券に絡んだ。

これまで地方では16年9月21日に名古屋での3勝が自己最多。女性騎手のJRA1日最多はリサ・オールプレス(旧姓リサ・マンビー時含む)が2度、藤田騎手が7度達成した2勝だった。2日の大井・東京盃(統一G2)でJRA女性騎手初の重賞制覇を成し遂げた勢いを、そのまま越後路に持ち込み大活躍した。

5Rでは伊藤圭三調教師にJRA通算400勝をもたらした。8、9Rは5日に50歳の誕生日を迎えた金成貴史調教師の管理馬で連勝と、トレーナーに最高の誕生日プレゼントを贈った。4週連続勝利で、更新を続けるJRA女性騎手年間最多勝記録を34まで伸ばし、JRA通算81勝目。今年の新潟の騎手リーディングでは13勝の戸崎騎手を抜き、15勝でトップに立った。6日は新潟で9鞍に騎乗する。

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