<神戸新聞杯>◇22日=阪神◇G2◇芝2400メートル◇3歳◇出走8頭◇1~3着馬に優先出走権

G1・2勝のサートゥルナーリア(牡、角居)が復活の圧勝だ。スタートを決めて2番手で折り合うと、直線で伸び上がりは最速タイの32秒3。2着ヴェロックスに3馬身差と完璧な内容で秋初戦を飾った。菊花賞には向かわない予定で、天皇賞・秋、ジャパンCが視野に入る。

台風の影響で吹きつけた風に乗るように、サートゥルナーリアがはじけた。後続馬をまったく寄せ付けない。「まだ来ないのか」とでもいうように、ルメール騎手は直線で後ろを振り返った。余裕を残しノーステッキでゴール。2着に3馬身差。ルメール騎手と角居師は固く握手を交わし表彰式に向かった。

逃げるシフルマンを見据え、2番手につけた。道中は淡々としたペースで流れ、じっくり脚をためた。3~4角で仕掛け、じわじわポジションを上げると4角は先頭。レース前に雨が降り出し、滑るはずの馬場で上がりは32秒3。ルメール騎手は「強かった。すごく冷静で、3~4角からだんだん加速した。すごくいい脚でした」と相棒をたたえた。

無敗の戴冠を目指したダービーは痛恨の出遅れで4着に敗れた。返し馬まではいつも通りだったが、ゲート裏でテンションが上がってしまった。この日は好スタートを決め、課題を克服した。

「いいスタートでした。今日はスタート前もリラックス、ゲートの中も静かだった」

夏を越し、精神的に大人になった。終始、落ち着いたレース運びでの完勝だった。

見守ったキャロットファーム秋田博章社長は今後について「調教師と相談します。いろんな意味でトライアルでしたけど、文句なしのレース」と話し「菊花賞はない?」の問いに「そうですね」とこたえた。2400メートルの距離にもめどが立ち、次なる標的は天皇賞・秋(G1、芝2000メートル、10月27日=東京)、ジャパンC(G1、芝2400メートル、11月24日=東京)が視野に。期待は、どんどん膨らむ。【網孝広】

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