<オールカマー:追い切り>

オールカマー(G2、芝2200メートル、22日=中山)の追い切りが18日、東西トレセンで行われた。今年無傷の3連勝のウインブライト(牡5、畠山)はウッドコースで併せた。時計は控えめだが、またがった松岡騎手の感触は抜群。ここ2年の秋初戦は大敗してきたが、今の充実ぶりなら乗り切る可能性は十分ある。

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追い抜かす必要はなかった。調教をつけた松岡騎手は、仕上げすぎないよう慎重にウインブライトの手綱を取った。マイネルセリオン(3歳1勝クラス )を4馬身追いかけ、直線で並ぶとそのままの形でゴールした。時計は5ハロン68秒7、しまい12秒4。決して目立つ時計ではないが、動きは俊敏だった。松岡は「あまり強い負荷をかけないようにした。秋初戦に弱いというイメージがあるが、それを今回ぶっ壊したい」と力を込めた。

確かにここ2年、秋初戦は大敗続きだ。17年の毎日王冠で10着、昨年は富士Sで10着。その反省を生かして今年は7月20日に早々に帰厩して、厩舎でしっかりと乗り込んで初戦を迎える。畠山師は「休み明けとしてはいい。8割から8割5分くらいまで来ている」と仕上がり具合を語った。

馬の充実度が昨年までとは違う。ステイゴールド産駒らしい成長力で、今年は中山金杯、中山記念、そして香港のクイーンエリザベス2世Cを制して3戦3勝。松岡も「全体的なレベルが違う。たくましさが増した。それにレースでの課題がなくなった」と胸を張る。そして、前2年と違い、今回は【5 2 0 1】と得意の中山で始動。その5勝のうち4勝が重賞だ。「中山では負けちゃ駄目、という感じがあってやりにくい」と松岡は苦笑するが、2200メートルという初距離について「この馬なら克服してくれそうな感じがある」と全幅の信頼を寄せている。この秋は天皇賞・秋、そして12月の香港へ。世界へ再度羽ばたくためにも、ここは負けられない。【三上広隆】

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