今週の中山メインはオールカマー(G2、芝2200メートル、22日、1着馬に天皇賞・秋優先出走権)。

勝負の秋がやってきた。現役ラストシーズンが濃厚の17年ダービー馬レイデオロ(牡5、藤沢和)が始動する。

藤沢和師は「2歳の時から競馬を使わせてもらって、去年もあと1年あるからと思って今まで馬をいじめず、ビシッとやってきたわけではないからね。今になって尻すぼみにならないように、ダービー馬にふさわしい最後にしてほしい」と見通しを語った。

秋は反撃の季節だ。昨年はドバイシーマC4着後にオールカマーを優勝。3歳時も始動戦の神戸新聞杯で王者の貫禄を示した。今年は宝塚記念5着からの臨戦。過去2年に比べて夏休みの期間こそ短いが、英気は十分に養った。師は「前走は内に入れられて出られずにずっと嫌な感じで走っていたけど、順調にきたよ。なにせ力がある馬。ダービー馬なんだから」と力が入る。

有終を飾るため、落とせない一戦になる。19日に新鞍上の福永騎手を迎えて最終追い切りを行う。「去年は勝って、その後もいい感じでいったからね」と師。かつての看板馬シンボリクリスエスは03年に天皇賞・秋1着、ジャパンC3着、ラストランの有馬記念を9馬身差Vで締めた。レイデオロは今秋、その古馬王道G1のうち2競走に出走し現役生活を全うする予定。まずはオールカマー連覇で上げ潮に乗る。

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