皐月賞馬サートゥルナーリア(牡3、角居)が菊花賞TRの神戸新聞杯(G2、芝2400メートル、22日=阪神、3着まで優先出走権)で始動する。ダービー4着の後はリフレッシュし、心身ともに成長。着実に進化したスーパーホースが秋のG1奪取へ向け、前哨戦から結果を出す。

皐月賞馬が少し成長して帰ってきた。担当の滝川助手は「気性が幼い馬だけど、春みたいに運動場で鳴かなくなったし、馬っ気もましになった。体も大きく見せる」と話す。

ダービー時の3歳馬が夏の甲子園を戦う高校球児のようなものだとすれば、夏を越えた3歳馬は大学生。サートゥルナーリアも大人の雰囲気を身にまとい、秋初戦を迎える。

相変わらず調教の動きは豪快だ。名門角居厩舎をして「今、うちの厩舎でこの馬と併走できる馬はいない」(同助手)ほど孤高の存在で、1週前追い切りも変則的な単走追い。かなり前で併走する自厩舎2頭を目標に走り、直線で豪快にはじけた。「すごくいいですね。心身とも充実している」と主戦のルメール騎手はあらためてポテンシャルの高さに感じ入った。

ダービーではこの能力を十分に生かせられなかった。レース前から落ち着きがなく、立ち上がるようなスタートとなり出遅れた。外を回って早めに仕掛け、直線では猛追したが4着止まり。いっぱいに仕上げられた皐月賞の後だったせいだろうか、「目に見えない疲れがあったのかもしれない。レース前にテンションが上がってしまい、一番残念な負け方だった」と滝川助手は振り返る。

ただ、あれだけロスのあるレースをしながらラスト3ハロンのラップは単独1位。敗れてもなおサートゥルナーリアが世代でスーパーな存在であることに違いはない。いきなり強力なライバルがそろった神戸新聞杯でステータスを証明する。【岡本光男】

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