パット・スマレン元騎手(42)が9月15日のアイリッシュ・チャンピオンズ・ウィークエンド2日目(カラ競馬場)に予定されている慈善競走への騎乗を取り止めることになった。22日、主催者の公式ホームページが発表した。

プレスリリースの中でスマレン氏は「残念ながら、私は健康に支障をきたし、化学療法を受けなければなりません」とコメントしている。

アイルランドリーディングを9度獲得し、13年には日本のワールドスーパージョッキーズシリーズに出場(2位)するなど、近年のアイルランドを代表する名手の1人だったスマレン氏は昨年3月に膵臓(すいぞう)がんと診断され、闘病生活を送ったのち、今年5月に惜しまれながら現役を引退した。

7月にがん検診を啓発するチャリティー競走「パット・スマレン・チャンピオンズ・レース・フォー・キャンサー・トライアル」が行われることが発表され、すでに引退しているレジェンド騎手たちとともにスマレン氏が騎乗する予定になっていた。

スマレン氏以外で騎乗予定の元騎手は、AP・マッコイ(障害競走4348勝の伝説的名手)、ルビー・ウォルシュ(今年電撃引退したアイルランドの名手、日本の中山グランドジャンプをブラックステアマウンテンで勝利)、チャーリー・スワン(名馬イスタブラクの主戦)、ジョニー・ムルタ(愛リーディング5度、数々の大レースを勝利)、リチャード・ヒューズ(英リーディング3度)、ポール・カーベリー(英グランドナショナル親子騎手制覇)、ジョセフ・オブライエン(愛リーディング2度、英ダービー2勝、22歳で調教師へ転身)、キーレン・ファロン(英リーディング6度、英ダービー3勝、凱旋門賞2勝)、テッド・ダーカン(UAEリーディング7度)の9名。

スマレン氏は「この特別なレースに参加できないことを非常に残念に思っています。カラ競馬場で騎乗することを本当に楽しみにしていました」と悔やむ一方、「アイルランドの競馬協会が募金活動を手伝ってくれており、膵臓(すいぞう)がんへの募金活動の意識はより高まっていくと確信しています」と呼び掛けている。

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