女王絶対ムードがライバルの追加登録で一転、激戦模様に-。エネイブル(牝5、J・ゴスデン、父ナサニエル)が出走を予定しているヨークシャーオークス(G1、芝2370メートル、22日=ヨーク)の第2回登録と追加登録が16日に締め切られた。

登録を行っているのは、エネイブル、ラーティダー(牝4、J・ゴスデン、父ドバウィ)、マジカル(牝4、A・オブライエン、父ガリレオ)、サンメイデン(牝4、M・スタウト、父フランケル)、アナプルナ(牝3、J・ゴスデン、父フランケル)、マヌエラデヴェガ(牝3、R・ベケット、父ロペデヴェガ)、サウスシーパール(牝3、A・オブライエン、父ガリレオ)の7頭。

エネイブルにとっては、凱旋門賞(G1、芝2400メートル、10月6日=パリロンシャン)へ向けたステップレース。ただ、前日(21日)の英インターナショナルSに向かうと見られていたマジカルがこの日、追加登録を行ってきたことで厳しい戦いになる可能性が出てきた。

過去3度の対決はいずれもエネイブルが勝利しているが、ここ2戦は差のない競馬。初対戦の昨年凱旋門賞こそマジカルが10着に大敗しているものの、BCターフ、7月のエクリプスSはともに4分の3馬身差2着と好勝負を演じており、4度目の対戦に大きな注目が集まることになった。レーシングポスト電子版は16日、「ヨークシャーオークスのエネイブルはマジカルの追加登録で想定外のタフなレースになった」と報じている。

大手ブックメーカー各社の単勝前売りオッズはエネイブルが1・3倍前後、マジカルが4・5倍となっている。今年の英オークス馬でエネイブルと同じゴスデン厩舎のアナプルナは来月のヴェルメイユ賞(G1、芝2400メートル、9月15日=パリロンシャン)へ向かう公算が大きくなっている。

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