クリストフ・ルメール騎手(40)が4日、札幌でJRA記録に並ぶ1日8勝を挙げた。

全12レースに騎乗。メイン11Rで7勝として、最終12Rは1番人気サラーブで決めた。延べ3人目の快挙。「うれしい。信じられない」。ゴール後はガッツポーズ。検量室に戻る際には、ファンの声援に左手を上げて応えた。重賞がなかった北の大地で勝ちまくった。

ルメール騎手は、16年11月6日の東京以来2度目の達成。複数回は史上初めてだ。「(8勝)2回は難しいからね。3、4勝はできると思っていたが、グッドデー」と笑った。1Rから有力馬がズラリとそろい、結果を出した。8勝のうち7勝が1番人気。異なる競馬場での記録は価値が高い。「今日の馬は全部いいコンディション。1日では珍しい」と言った。5R新馬戦では2着に入って9連対。自身3度目、延べ9度目となるJRAの1日最多連対記録にも並んだ。【久野朗】

◆1日8勝 最初にJRA記録を打ち立てたのは武豊騎手。02年12月7日の阪神で、10鞍に騎乗して達成。ルメール騎手が記録した16年11月6日の東京は、10鞍の手綱を取っていた。両騎手はいずれも最終12Rで勝利している。

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