<函館2歳S:追い切り>

2歳世代最初のJRA重賞・函館2歳S(G3、芝1200メートル、21日)の追い切りが17日、函館・門別競馬場で行われた。若駒がそれぞれ軽快な動きを見せる中、ゴッドスター(牡、池上)も函館ウッドで3馬身先着と存在感をアピールした。初戦は豪快な差し切り勝ち。データ上は苦戦が目立つ福島デビュー組だが一発の可能性を秘めている。

福島デビュー組からスター候補が現れた。ゴッドスターが最終追い切りで抜群の動きを見せた。函館ウッドでスリーヴリーグ(3歳未勝利)を1馬身追走し、直線で3馬身抜き去った。時計は5ハロン69秒8-12秒3。初コンビの池添騎手は「しまいにどのくらい反応するか感触を確かめました。追ったら追っただけ反応しそうな感じがありました。まだ体が緩い部分があるが、いいものを持っています」と好感触だ。

過去10年で福島デビューで函館2歳Sに参戦した馬は14頭いるが、馬券圏内は16年タイムトリップ(13番人気3着)1頭だけと苦戦中。函館デビュー組は滞在で慣れた場所で調整され、重賞と同じコースを経験済みの馬が多いのに対し、他場組は輸送や初めての舞台など不利な要素があることが原因として考えられる。

それでも、ゴッドスターはそれを打ち破る可能性を秘める。前走は出遅れて後方からの競馬になったが、直線で一気に突き抜けた。不良馬場で豪快な差し切り勝ち。力のいる洋芝は合いそうで、池上師は「新馬戦の時は福島の馬場が重くなるのを狙っていた。この舞台は歓迎」と適性に太鼓判を押す。新馬戦の翌週にはすぐにここを目標にし、函館に輸送。体調面もばっちりだ。「良くなってきた。動きがしっかりしてきたし、素軽くなってきた」と福島助手も良化を実感する。福島デビューの伏兵が、函館の地で躍動する。【三嶋毬里衣】

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