米国で一番強い3歳馬はどの馬なのでしょうか。

この素朴な疑問が土曜(日本時間日曜早朝)に解かれるかもしれません。

3冠最初のケンタッキーダービーで降着処分を食らったものの、先週発表されたワールドベストレースホースランキングで米国3歳最強のお墨付きをもらったマキシマムセキュリティ(牡、父ニューイヤーズデー)と、デビュー戦圧勝から臨んだエイコーンS(G1、ダート1600メートル=ベルモントパーク)で大向こうをうならせた怪物牝馬ガラナ(父ゴーストザッパー)が、それぞれ注目のG1レースに出走するからです。

東部ニュージャージー州のモンマスパーク競馬場で行われるハスケル招待S(G1、ダート1800メートル)に参戦するマキシマムセキュリティは、ケチのついた3冠を捨てて再始動をここに定めました。ケンタッキーダービー以来の実戦となった6月16日のペガサスS(リステッド、ダート1700メートル)は2着でしたが、ひとたたきされて「調子は上向き」(J・サーヴィス師)と伝えられています。

3月のフロリダダービーまで破竹の4連勝を飾って臨んだケンタッキーダービーは最終コーナーで外に膨れて17着に降着の憂き目にあってしまいましたが、直線で差し返して先頭でゴールに飛び込んだように能力はピカイチ。まずはここを勝って、8月24日の“真夏のダービー”トラヴァーズS(G1、ダート2000メートル=サラトガ)に弾みをつけたいところです。

同日のニューヨークでは3歳牝馬最強がうわさされるガラナが、ニューヨーク牝馬3冠の第2関門となるCCAオークス(G1、ダート1800メートル=サラトガ)に出走します。

前走のエイコーンSはケンタッキーオークスに勝ったセレンゲティエンプレスを6馬身ちぎって優勝。近年の強豪牝馬に挙げられるゼニヤッタ(20戦19勝、うちG1・13勝)、レイチェルアレクサンドラ(19戦13勝、G1プリークネスSなどで牡馬を一蹴)、ソングバード(15戦13勝、G1・9勝)を追って歴史的名牝への第1歩を踏み出しました。

欧州のエネイブル、日本のアーモンドアイ、オーストラリアのウィンクス(4月に引退)を引き合いに出すまでもなく牝馬が強いのは世界のトレンド。これからのガラナの勝ちっぷりにも注目が集まります。【ターフライター・奥野庸介】(ニッカンスポーツ・コム/極ウマコラム「ワールドホースレーシング」)

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