JRA札幌競馬場主催の「JRA札幌セミナー」が3日、札幌市内のホテルで開催され、フランス出身のC・ルメール騎手(40)が講師として登壇した。招待された企業代表者ら約100人を前に1時間、「日本競馬の魅力と挑戦」をテーマに語った。
14年にJRA騎手免許試験を受験した際に、NHK朝の連続ドラマ「マッサン」が日本語の勉強に役立った話や、過去のG1勝利時の心境、レース前のルーティン、心構えなどを披露した。
8月18日札幌記念(G2、芝2000メートル)をステップに凱旋門賞(G1、芝2400メートル、10月6日=仏パリロンシャン)で騎乗を予定するフィエールマン(牡4、手塚)については「成長過程にあるし、彼の母(リュヌドール)はフランスの馬でコース適性がある。100%のコンディションに運もあれば」と、レースを心待ちにした。
今後の目標について「かなえたい一番の夢は凱旋門賞を日本の馬で勝つこと。今まで勝てていないので、日本馬で勝てたら引退します」と、ジョークを交えながら、強い気持ちを吐露していた。