<宝塚記念:追い切り>

上半期を締めくくる大一番、宝塚記念(G1、芝2200メートル、23日=阪神)に向けて19日、東西トレセンで最終追い切りが行われた。

一昨年のダービー馬レイデオロは文句なしのS評価を得た。トレクァルティスタ(古馬3勝クラス)を2馬身追いかけ、内から馬なりで併入。終始馬なりの抜群の手応えで、無理に前を追いかけることなく、先週に引き続き我慢が利いていた。課題の折り合い面は追い切りでは全く問題ない。4ハロン54秒1、ラスト1ハロンを12秒9。直線の伸びも鋭く、反応は先週を上回っていた。騎乗したルメール騎手は「すごくいい追い切りができた。リラックスしていたし、相手も直線よく反応していたのでいい運動になった。コンディションはばっちり」と満足げだ。

前走ドバイシーマCはレース前からテンションが高く、折り合いを欠いてハナを切った結果、6着に敗れた。だが、陣営に悲観の色はない。藤沢和師は「ドバイは(結果が)良くなかったがたまたまリズムが合わなかった。日本なら問題ないと思う」と語る。現地の環境への適応やナイター競馬、スローペースなど、この馬に合わない条件が重なったものと判断していいだろう。

今回は展開面でレースがしやすくなる可能性が高い。キセキが緩みのないペースをつくれば、長くいい脚を使う持ち味が生きてくる。ルメール騎手も「前走のこともあり、今回は後ろから競馬をしたい。キセキがいいペースをつくれば、最後にいい脚を使える。レイデオロにはスタミナがある」と、この馬の長所を生かすプランを練っている。

ルメール騎手、藤沢和師ともに宝塚記念初制覇がかかる。17年ダービー、18年天皇賞・秋に続く3つ目のG1タイトル獲得に向け、万全の態勢を整えた。【井上力心】

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