<ダービー>◇26日=東京◇G1◇芝2400メートル◇3歳◇出走18頭

単勝1・6倍の圧倒的1番人気だった無敗の皐月賞馬サートゥルナーリアは4着に沈んだ。立ち上がり気味のスタートで道中は中団やや後方の位置。4角は大外を回って追い上げ、直線半ばでは3番手まで浮上したが、坂を上がったところで失速した。

65年ぶりのテン乗り制覇を逃したレーン騎手は無念の表情で引き揚げてきた。「返し馬で状態の良さは伝わってきた。ただ、時間がたつに連れ、テンションが上がってきてしまった。ゲートでは1度は落ち着いたが、開いた時に立ち上がってしまった。早めの仕掛けを強いられる形になってしまった」と敗戦の弁を述べた。

角居師は「待たされたとは言っても偶数枠ですし・・・。1番人気を背負って負けてしまったので複雑です。大事な馬を申し訳ないです」と話した。

この結果を受け、登録を行っていた凱旋門賞の出走を断念することが決まった。オーナーの(有)キャロットファーム秋田博章社長(71)は「凱旋門賞には行きません。テンションも上がってしまったし、気性も分からない面がある。今の状態で3歳秋に遠征することはできません。外を回ってしまったからなのか、距離なのか、敗因も断定できていないので厳しいです」と話したもの。「令和の怪物」候補には試練の結果となった。【木南友輔】

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