<ダービー>◇26日=東京◇G1◇芝2400メートル◇3歳◇出走18頭

浜中俊騎手(30)が騎乗した12番人気ロジャーバローズ(牡、角居)が制した。勝ちタイム2分22秒6。リオンリオンの大逃げを2番手追走から抜け出し、3番人気ダノンキングリー(牡、萩原)の猛追を首差しのいだ。3着に2番人気ヴェロックス(牡、中内田)。05年ディープインパクト以来となる無敗制覇を狙ったサートゥルナーリア(牡、角居)は4着に終わった。

ダービー初制覇の浜中騎手は「実感が湧かないですね。まだ信じられない。びっくりしました。フワフワしています」と興奮気味に振り返った。「1度騎乗していたので馬の癖も分かっていた。レースプランを事前にいろいろ考えていたなかで、最もいい形になった。スローのヨーイドンは分が悪い。後ろになし崩しに脚を使わせる競馬をしたかった。この馬の武器は先行力だから。スプリングSではイレ込んでしまったけど、今日は落ち着いて我慢してくれていた。このままゲートインしたいと。道中もリズム良くいい感じだなあと思った。直線は差されてもいいから、早め早めに追い出した。直線が長かった。早くゴール来いって思った」と言う。

ゴールの瞬間は「(1着で)残っていると思ったけど、ダービーだし、これで違ったら嫌だから。戸崎さんに『オレ残ってる?』と聞いたら、『残ってる』と。嫌らしいでしょ(笑い)」。ヴィクトリーランのときは「厩務員さんから『信じられないから、頭を殴ってくれ』と言われてね。『じゃあオレの頭も殴ってくれ』と返した(笑い)」。今年はダービーに騎乗することも出来ないと思っていたのが、京都新聞杯2着で権利を得て本番へ。令和元年のダービーで1枠1番に入った。「縁起がいいね」と厩務員さんとも話していた。

12番人気に騎乗して見事にダービージョッキーの仲間入りを果たした。「まさか、本当に勝てるとは。競馬は分からない。3年前に亡くなった祖父が僕を競馬の世界に導いてくれた。ダービーを勝ってくれとずっと言われていたので、夢をかなえられてうれしい」と最後は涙をぬぐっていた。

ロジャーバローズを管理する角居勝彦調教師は単勝1倍台に支持されたサートゥルナーリアが4着に敗れたこともあり、「1番人気の馬が敗れたので、うれしいことと悲しいこと、ちょっと複雑です」と喜びも半分。「サートゥルが出遅れて、(直線も)どこまで来るのか、と見ていた」と言い、レース直後も「こっちだったのか。サートゥルは頑張ってくれたけど、力を出し切れていない」と感想を漏らしていた。ロジャーバローズの今後については「夏休みを取らせてあげたい」と話したが、凱旋門賞挑戦プランもオーナー側が口にしていたと伝え聞くと「行くというのであれば、準備したいと思います」とキッパリ言い切った。

馬連(1)(7)1万1200円、馬単(1)(7)4万7090円、3連複(1)(7)(13)1万2050円、3連単(1)(7)(13)19万9060円。

(注=成績、払戻金などは、必ず主催者のものと照合して下さい)

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