岩田康騎手の「天皇賞・春連覇」がかかるユーキャンスマイルは、前走ダイヤモンドSで初タイトルを手にした。鞍上は「相手関係やハンデ(54キロ)うんぬんではなく、この馬の強さを感じた」と感触の良さを伝えた。1週前追い切りの動きも上々。「1回使って馬が膨らんでいる。動きは良かったし状態はすごくいいと思う」と期待大だ。
岩田康騎手は昨年、レインボーラインでこのレースを勝ったが、ゴール後に馬が故障。ウイニングランはなく、検量室前に相棒が引き揚げることもなかった。馬が心配でG1制覇を喜べず「残念だったけど・・・。もう1年たったんですね」としみじみ振り返る。
今年の相棒は昨年の菊花賞3着馬。「乗りやすい馬。前走はあれだけ走ってあの上がり(最速33秒4)を使えるのがすごい。一番チャンスがあるんじゃないか」と戴冠をにらむ。