まだ薄暗い朝4時前、ミスターメロディがゆったりとした歩様でスタンド前に姿を見せた。「角馬場でほぐすいつものパターン。落ち着きがあるよ。大丈夫」。荻野助手も納得した表情で、最終調整を完了した。

前走の阪急杯は7着。直線入り口で他馬と接触しトモに力が入らなかったのが敗因だ。だが、名門藤原英厩舎だけに、その後のケアは怠りなく、体調も上昇。最終追いでまたがった福永騎手が「動きがダイナミックで言うことない」と“満点”を与えたほどだ。

阪急杯の前から藤原英師は「左回りがいい馬やからな」と高松宮記念での好走をイメージしていた。同師のJRA・G1・9勝中8勝は、前走から順位を上げてつかんだもの。本番に向けて仕上げられたミスターメロディには☆をつけたが、それ以上の評価が必要かもしれない。【木村】(気配A)

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