2月いっぱいで調教師を定年引退する沖芳夫師(69)がワンダーリーデル(牡6)でフェブラリーSに参戦する。

オープン未勝利の同馬は2週前登録の時点では除外候補。その後、回避馬が出て出走にこぎつけた。「良かった」と沖師は柔らかな笑顔を見せる。

今も所属馬の調教に騎乗する。「今朝(12日)も1頭に乗った。やっぱり好きなんでしょうね」と愛馬たちの触れ合いを楽しむ。ナリタトップロードで99年菊花賞を制覇。同馬はその後もG1で惜敗が多かった。ある日、ナリタトップロードに足りないものは何かとたずねられた。師は「いつも強い相手に精いっぱい走っている。あの馬に足りないものなんて考えたことはありません」と答えた。

ナリタトップロードだけではなく、どの馬にも愛情を持って接してきた。心優しいホースマンが最後のG1に挑む。【岡本光男】

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