日曜京都メインはクラシックへの登竜門、きさらぎ賞(G3、芝1800メートル、2月3日)。3年前には、のちに菊花賞、有馬記念を勝つサトノダイヤモンドも突破した出世レースだ。今年の注目はヴァンドギャルド(牡、藤原英)。藤原英厩舎はきさらぎ賞で過去2勝を挙げ、ともに鞍上は今回と同じM・デムーロ騎手。きさらぎ賞“最強タッグ”が3勝目を狙う。

クラシック戦線へ、ヴァンドギャルドが重賞初Vで名乗りを上げる。新馬戦完勝の後はG3・3着、G1・6着。その着順以上の能力を陣営は感じている。今年初戦へ向けて乗り込みは十分。態勢は整いつつある。

前走ホープフルSは不利もあった。後方追走から3~4角で位置を上げたが、直線で他馬に2度寄られ、体勢を崩した。それでも勝ったサートゥルナーリアとは0秒6差。藤野助手は「2度ぶつかられても伸びた。普通はやめます。根性のある馬」と評価する。

気性面の課題も克服されつつある。普段からうるさい面があり、日々手を焼くというが、一戦ごとの成長も感じている。「2走前より前走の方がだいぶ落ち着いていた」。2走前、東スポ杯2歳Sの発走前はイレ込んでいたという。レースは直線で抜け出したかに見えたが、ゴール前でかわされた。同助手は「抜け出して遊ぶところもあったかな。最後、ふっと気が抜けたが、差はなかった」。勝ったニシノデイジーとは鼻+頭差。やはり能力は高い。

藤原英厩舎は10年ネオヴァンドーム、11年トーセンラーと、M・デムーロ騎手の手綱できさらぎ賞を連覇。今年のヴァンドも1週前の23日、同騎手を背にCウッド6ハロン80秒6-12秒2の好時計を馬なりでマークした。同助手は「きさらぎ賞はミルコで勝ってますし、今回も調教で乗りやすいと言ってくれた。ここを勝てたらクラシックへ、だいぶ楽になる」と先を見据える。過去3戦中2戦で上がり33秒台と、切れ味も間違いなく重賞級。藤原英厩舎&ミルコの“最強タッグ”でのきさらぎ賞3勝目が、春への切符になる。【網孝広】

◆藤原英厩舎&M・デムーロ騎手 JRA重賞では過去21回、コンビを組んで【4 3 4 10】。複勝率は52.4%と2回に1回は馬券圏内に入っている。4勝は、きさらぎ賞連覇(10、11年)の他に、12年天皇賞・秋(エイシンフラッシュ)と、18年日経新春杯(パフォーマプロミス)。その天皇賞・秋は天覧競馬で、同騎手はレース後に下馬してひざまずき、天皇皇后両陛下に最敬礼した。

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